中1生にスマホを持たせる際に考えたいこと

東中野・北新宿エリアで
個別指導を行っている学習塾CONNECTです。

今回はスマホについて書いていきます。
子どものスマホの使用は下手したらその子の人生を大きく変えてしまうかもしれません。
スマホについては慎重に考えていくべき問題です。

中学1年生になると、
多くの子どもがスマホを欲しがるようになります。

新しい環境で友達も増え、
スマホを持っている子とそうでない子の差がはっきりしてくるからです。

小学生時代はキッズケータイを使っていた子も多いですが、
中学生になるとその機能では物足りなくなり、スマホが欲しくなるのは自然な流れです。

スマホそのものが悪いわけではありません。

しかし、購入する際には使用に関するルールを徹底することが重要です。
これまでの経験上、スマホを手に入れた後の生徒たちの行動は大きく二つに分かれます。

まず一つ目は、スマホに夢中になり、
成績が急降下してしまうケースです。

新しいスマホは操作が楽しく、
友達とのやり取りも増えるため、日常生活のリズムが大きく乱れてしまいます。

夜中にスマホをこっそり使う生徒も多く、
これが学習の妨げになることはよく聞かれます。

中1の子の話ではありませんが
過去の在籍していた生徒さんで小学5年生でスマホを手に入れた子が
TikTokとYouTubeにどハマりし、夜中の2時まで起きてることが
当たり前になってしまったケースをみています。
その子は割とそこまで勉強が順調だったのですが、それを機に成績は急降下。
中学生になっても勉強苦手勢になったまま、スマホ依存も抜けないまま...という負のループから抜けられない状態になってしまいました。

一方で、二つ目は、
スマホをうまく利用している生徒たちです。

彼らは、もともとスマホに依存することが少なく、
必要な時にだけ使うため、生活や学業に悪影響を与えません。

スマホがなくても困らないスタイルを自然に取り入れているため、
勉強や生活のリズムを崩すことがありません。

スマホを与える際に最も大切なのは、
最初にしっかりとしたルールを設けることです。

ルールが曖昧だと、スマホの使用時間が徐々に長くなり、
最終的には勉強の時間が犠牲になってしまうことが多いのです。

「少しだけなら大丈夫」
「今回だけ特別」
というような妥協は、結果的にルールが形骸化してしまう原因となります。

ルールを守れない場合は、
即解約などの厳しい対応も時には必要です。

しかし、親子の間でお互いに不満が募らないよう、
最初から子どもとルールについてしっかり話し合い、合意を得ることが重要です。

例えば、夜の使用時間を制限し、寝る時間になったら親がスマホを預かる、
あるいは電源を切るといった具体的な対策が効果的です。

SNSやLINEの通知は常に気になるもので、
勉強中であってもつい確認してしまうことが少なくありません。

SNSは便利で楽しいツールですが、
過度に依存してしまうと学習や生活に支障をきたすため、
スマホの利用方法をしっかり管理することが大切です。

スマホを購入すること自体には反対しませんが、
そのタイミングについては慎重に考えるべきです。

定期テストが近い時期にスマホを持たせると、
学業に集中できなくなる恐れがあります。

特に、長期休暇前に所持してしまうと
多くの時間をスマホで過ごしてしまい、勉強や部活が疎かになる可能性も高いです。
下手したらそこから一気に依存傾向へと向かっていきます。

スマホを購入する時期としては、
学校生活や勉強のリズムがしっかりと確立した後が良いでしょう。

例えば、夏休みやテストも終わった今の時期は割といいかもしれません。

スマホは便利なツールですが、
使い方を誤れば子どもたちの成績や生活習慣に悪影響を与える可能性があります。

ですので、スマホを持たせる際には、
しっかりとしたルールを作り、子どもたちが自立した使い方をできるようサポートしていくことが大切です。