結果orプロセス　大事なのは？

東中野・北新宿エリアで
個別指導を行っている学習塾CONNECTです。

定期テストが近づくこの時期、
保護者の方が、子ども以上に緊張や不安を感じることもあるかと思います。
しかし、テスト後の対応について、一つ大切なお願いがあります。

それは"テスト結果に対する接し方"です。

点数という目に見える結果に対して、
一喜一憂しがちですが、

結果だけに焦点を当てすぎると、
お子さまの学習意欲や自信を損なう危険性があります。

もちろん、テスト結果は学習の成果を示す一つの指標ですが、
そこに至るまでの「プロセス」にも大いに注目していただきたいのです。

点数が悪ければ叱ってしまい、良ければ褒める。

このように結果だけを見てしまうと、
お子さんも結果だけを重視するようになり、
点数を上げるためには手段を選ばないようになる危険性があります。

場合によっては、
試験の結果だけがすべてであるという考え方を植え付けてしまい、
学ぶことそのものの喜びや楽しさを見失ってしまうこともあるでしょう。

テストの点数はもちろん大切ですが、
その点数に至るまでの努力や取り組み方も同じくらい重要です。

保護者の方が、
勉強に対する姿勢や取り組んだプロセスを認めることで、
お子さんは自信を持ち、チャレンジを続けることができます。

結果だけでなく、その結果に至るまでの努力を認め、
プロセスを評価してあげることが、子どもの成長につながるのです。

例えば、

・学校に提出するワークをしっかり行った
・塾での勉強に取り組んだ
・友達と一緒に勉強会を開いた
・夜遅くまで自分なりに努力した

こういった過程をしっかりと見てあげてください。
たとえ結果が思わしくなくても、その努力を認めることで、
次に向けて前向きな姿勢で取り組めるようになっていく可能性が高まります。

結果だけを求める姿勢が強すぎると、
子どもは失敗を恐れ、チャレンジしなくなってしまいます。

テストで良い結果を出すためにリスクを避け、
安全な道ばかりを選ぶようになると、将来社会に出たときに、
自分から新しいことに挑戦する勇気を持てなくなってしまうかもしれません。

逆に、努力やプロセスを認めてあげることで、
失敗を恐れずにチャレンジする心を育むことができます。

学習においても
「失敗しても次に生かせばいい」
という前向きな姿勢が、子どもたちの成長に不可欠です。

保護者の方がプロセスを評価し、
温かく見守ることで、お子さんは失敗を恐れず、
新しいことに挑戦する力を身につけていくでしょう。

試験後の声かけも非常に重要です。

「次も頑張れ」
という言葉は一見ポジティブに聞こえますが、
実は子どもにとってプレッシャーになることがあります。

また、「やればもっとできるはず」という言葉も、
子どもにとっては負担になりかねません。

これらの言葉は、やる気をそぐどころか、
次回の勉強への意欲を減退させる可能性があるのです。

子どもは「やらなかったからできなかった」
という言い訳を自分に対して持ってしまい、努力を避けるようになります。

そのため、結果が悪かったとしても、
まずはその過程をしっかりと認め、
頑張った部分に対してポジティブな声かけをしてあげることが大切です。

例えば、
「今回はしっかり取り組んでいたね」
「前よりも進歩しているよ」
というような具体的な声かけが、
お子さまの自信を支え、次へのモチベーションを高めていくことに繋がります。

最後に軽くまとめておきます。

中間テストや期末テストは、
子どもたちにとって重要な学習の機会であり、
成績の結果が保護者様にとっても気になるところでしょう。

しかし、結果にとらわれすぎず、
そこに至るまでの努力やプロセスを認める姿勢を持つことが、子どもの成長を後押しするポイントです。

プロセスを評価することで、チャレンジ精神を育み、
長い目で見て学習意欲を維持し続ける力を身につけさせることができるはずです。

お子さまの努力をしっかりと見守り、
前向きな声かけで励ましてあげることが、今後の学習においても大きな効果をもたらします。