国語の勉強をおろそかにしていませんか？

東中野・北新宿エリアで
個別指導を行っている学習塾CONNECTです。

今回は生徒が最も勉強しない科目である
「国語」について書いていきたいと思います。

最近、英語だけではなく、
国語の力においても生徒間で二極化が進んでいると強く感じています。

都立高校入試において、英語に比べると、
国語の平均点は比較的高めですが、
国語が苦手な生徒も多く存在しているも事実。

特に、国語の学習時間が他の科目に比べて非常に短いことが、
この二極化の大きな要因の一つです。

多くの生徒が、国語の学習として漢字や文法、古文に時間を費やしますが、
現代文の勉強に関してはあまり時間を割いていないのが現実です。

その結果、読解力が不足している生徒が増えてきています。
国語は他の科目と異なり、勉強しなければ急に成績が向上することはありません。

特に小学生から中学生、高校生に至るまで、
国語の学習が軽視されているケースが多く見受けられます。

ある塾では「国語の読解力は小学3年生までに決まる」とされており、
それ以降は特別な対策を行わないという方針もあるそうです。

確かに、小学校段階での読解力が
その後の学習に大きく影響を与えることは事実ですが、それだけで十分とは言えません。
国語力を高めるためには、継続的な学習が必要です。
 

国語力の向上には、語彙力の強化が欠かせません。
語彙力がなければ、文章を理解することが難しくなり、
結果として国語の成績が伸び悩むことになります。

まずは、学年相応の語彙力をしっかりと身につけることが重要です。
この語彙力は、必ずしも特別な勉強をしなくても、日常生活の中で身につけることができます。
例えば、親子の会話やテレビなどから得られる語彙も重要なものです。

次に、音読も国語力を高めるための効果的な方法です。
音読は、文章を声に出して読むことで理解力を深めることができる学習方法で、
小学生のうちに積極的に取り組んでおきたいものです。

学校の宿題として音読が課されていることも多いですが、
これは非常に有意義な宿題です。
親が子どもの音読を聞き、感想を伝えることで、
子どもはさらに学習に前向きになり、継続する意欲を持ちやすくなります。
(なかなかお忙しいかとは思いますが...)

また、音読はただ読むだけではなく、
意味を理解しながら行うことで、読解力の向上に大きく貢献します。

文章のリズムや語感を体験しながら、
より深く理解することができるからです。

小学生のうちにこの習慣を身につけておくことで、
中学生や高校生になった時にも、国語の力をしっかりと維持・向上させることができます。

「うちの子は国語が得意だから大丈夫」
と思っている親御さんも少なくないかもしれませんが、

小学校のテストで80点台では心配です。

90点以上を常に取っている子でも、
実際には文章の意味を十分に理解できていないパターンが多いのです。

この状態を放置しておくと、
中学3年生になってから国語力の不足に気づいても、
入試に間に合わないケースが少なくありません。

国語は算数や理科と違い、
具体的なミスが見えにくいため、親も子どもも安心してしまいがちです。

しかし、「できる」・「できない」が目に見えにくいからこそ、早期の対応が必要です。

特に小学生の段階で、語彙力の強化と音読の習慣をつけることは、
今後の学習に大きな影響を与える重要なステップです。

これらの基礎がしっかりと身についていれば、
中学生や高校生になってからも、国語の力を維持・向上させることができます。

国語力はすべての学習の基盤となるものですから、
早めに手を打ち、しっかりと学力をつけておくことが何より大切です。

最後にざっくりとまとめると
まずは語彙力と音読の二点に力を入れていきましょう。